温度計を設置するならセンサーの場所にも気を使う必要があります。たとえば、スーパーなどで消費電力を試算するために、温度を測ることは少なくありません。この際、センシングの対象が適切でないと、得られるデータも不確かになってしまいます。ショーケースの上側と下側では温度に顕著な差があります。

やみくもに設定すると、所望のデータを得られず機器の制御にも狂いが生じかねません。そのようなトラブルを避けるには、温度計のセンサーを適切に扱うことが重要です。気流の流れなども考慮したうえで、正確に測定できる箇所を見つける必要があります。冷気は下に溜まりやすいため、あまり低い場所に取り付けると、体感温度と大きな違いが生じるでしょう。

もちろん熱気が溜まりやすい天井付近も適切とはいえません。このように場所によって特性が異なることも多く、事前に調査をすることが必須となっています。場合によっては温度計とセンサーの数を増やす必要もあるでしょう。事前にターゲットになる箇所をカウントしておかないと、慌てて発注することになるかもしれません。

在庫切れだと困ってしまうので、必要な個数は事前にチェックしておくのが望ましいです。データを送信して制御する遠隔型の場合は、あらかじめリモートの操作でテストしておきましょう。設置した後の有効範囲を見定める意味でも大切な作業です。このように入念に準備をすることも成功率を高める大きな要因となっています。

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